Windows 10 TPのBuildが10061になってメールを使ってみた件

前回のビルド10049から3週間で10061にアップグレードした。

メールとカレンダーのアプリが追加されたほか、稼働しているウインドウをデスクトップに並べてみせるタスクビューのアイコンが変わって機能も増えた。スタートメニューの表示も随分、変わったみたい。

ファイル添付にドラッグアンドドロップは使えない
ファイル添付にドラッグアンドドロップは使えない

メールはこれまで、アイコンのみで機能していなかった。このビルドでは、自動的に設定を読み込んで稼働し始めた。名称は「OUTLOOK」となっている。試しに使ったところ、受信するが、送信できなかった。何度送信しても「下書き」に戻ってくる。ポートの問題かと思ったが、詳細設定が見当たらなかった。

新しいブラウザのスパルタンはタスクバーから消え、スタートメニューから選択するようになった。レンダリングは以前のままで、大きな変化は見当たらないのが、少し残念。

スタートメニュー右上にあった電源ボタンは「使いにくい」という声が多かったせいか、スタートメニューの中に。しかも電源ではなく「仕事率」という名称に変わっている。
個人的にはスタートメニュー右上の位置で問題なかったんだが。

全体的にWindows7をベースに、Windows8.1のGUIを付け加えた感じが強まった。マウス+キーボード、タッチパネルの両方で操作できる入力インターフェースにしようとすると、こんな感じになるというMSの結論だろう。

一通り使った感じでは、かなり製品版に近づいてきた感じ。少なくともWin8のTP版で感じた「使えねぇ~」的な絶望感はない。

Microsoftの新しいブラウザSpartanを試してみた

少し使ってみただけだが、SpartanもIE同様、うまく表示できない。Microsoftのローカルルールから解き放たれ、ChromeやFirefoxと同じようにブラウジングされるかも、という期待は今のところ夢に終わった。

Spartan
Spartanの残念な表示

ホームページが完成すると、代表的なブラウザで表示チェックが欠かせないのだが、内心、何のためのHTML規格かということになる。

ほかのブラウザではきちんと表示されるのに、IEでは崩れる。しかもバージョンごとに違ってくる。IEはMS独自のタグ解釈が多すぎて、ウエブデザインをやる側からすれば「わがままが過ぎる」。

左がchrome、右がIE11
左がchrome、右がIE11

そんなこともあって、MSのブラウザシェアは年々低下し、日本国内でこそシェア3割で1位だが、欧米ではわずか1割にすぎない。

Webブラウザのシェアランキング

(出典:株式会社ウェブレッジ 様)

国内のブラウザシェア
欧米のブラウザシェア

 

欧米のブラウザシェア
国内のブラウザシェア

 

ブラウザのスタンダードは完全にChromeとFirefoxに移っている。両方ともGoogleの資本であり、Microsoftが危機感を抱いても不思議はない。

できればcssとhtmlで作られたサイトが、どんなブラウザでも同じように表示・機能することが望ましいのでは。

SpartanのレンダリングエンジンはIEとは全く別なものになったということで、かなり期待していた。ところが、Webページにメモ書きやキャプチャーができるなどの新機能ばかり強調されている。その方がユーザーにアピールできることは認めるが、まずは表示能力の改善を求めたい。

自分が淘汰される立場になったことを、そろそろ自覚してもいいころでは?
そんな期待を込めて、MSにフィードバックした。

エラーが出てBuild10049がインストールできない

Microsoftの新しいブラウザSpartanを試すため、Windows10TPのビルド10049をインストールしようとしたが、ダウンロードはできるものの、インストール途中でエラーが出て30%あたりで止まってしまう。

調べると、ハードディスクに16GB程度の空き容量が必要らしい。
20GBの空き容量を作ってみたが、やはりうまくいかない。

仕方ないのでハードディスクを領域解放(最近はこんな言い方をしないのか?)。
再インストールした後、ビルドのアップグレードを繰り返し、ようやくビルド10049までたどり着けた。

win10_build10049

もともと英語版でスタートし、ビルト10041まできていた。しかし106日本語キーボードが使えないので、結構、操作が大変だったこともある。
再インストールでは日本語版のWindows10TPのisoファイルをダウンロード。インストール後、2回ほどビルドアップさせ9926の後、いきなり10049にたどり着いた。

日本語版PTに切り替えるまで丸1日試行錯誤。実際にインストールしたあとは大したトラブルなく、半日程度で最新のビルド版にすることができた。プレビュー版なので、不具合が改善しない場合は、最初からやり直した方が無駄な時間を費やさなくて済む、と反省。

ちなみにビルド10041までは自動更新でビルドアップしていくが、10049へは、スタートメニューからsetting → Windows Updateのoptionで「プレビュービルドのインストール方法」をfastもしくは「早く」に設定、更新させればインストールが始まる。
といっても、このビルドナンバーは3月末にリリースされているので、すぐに新しいビルドが配布されるはず。備忘録として書き留めておきました。

少々回り道したが、やはり日本語版の方が使いやすい。デスクトップの壁紙も製品版に近い感じになってきた。
操作していると、いきなりフリーズしたり、マウスが動かなくなる症状はビルド10041と大差ない。キーボードだけの操作なら、そうした症状がほとんど出ない。

Windows 10 TP(Tecknical Preview)Build10041にphotoshop cs2をインストールしてみた

たいして実用性はないんだが、Windows10 TPにphotoshopCS2がインストールできるか試してみた。

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Windows7ではフォントの読み込みなど、トラブルが多くて実用には無理があった。Win8ではインストールすら難しかった。

実用で使えるかどうかは別にしてWindows10 TPでは、とりあえずインストールして起動までは問題なくできた。

切り抜き、解像度・ファイル形式変更、フィルター効果など、簡単な画像加工までなら問題なく動いたのはちょっと予想外だった。

1.adobe siteでphotoshopCS2単体をダウンロード
CS2のダウンロード詳細はGigazine

2.ダウンロードしたファイルを解凍

3.解凍先がわからず、行方不明に!?

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4.エクスプローラーで探すと、ルート直下にフォルダーを作って解凍していた

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thisPC → Local disc c → PS-cs2-jp-NonRet

5.Adobe(R) Photoshop(R) CS2 JP の中の setup.exeを実行
激しく文字化け

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6.インストール作業が始まった
通常のインストール画面

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7.Adobeから提供されたシリアルを入力

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8.インストール先はWin7のようなProgramFiles(x86)がないため、ProgramFilesに

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9.セットアップが始まる

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10.無事にインストールが終わり、起動もできた。

11.photoshopを起動させ、とりあえずハードコピーした写真を切り抜きしてみると問題なく動く

12.データの保存なども問題かったが、photoshopを再起動させたところでマウスが動かなくなった
キーボードから操作できるが、Windows10 TPは106キーボードは対応していないのでやはり限界がある。

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マウスがフリーズする原因は「Here are some known issues for this build」このバージョンが不安定なためと思われる。

windows10の製品版は、リリースから1年間は無料(アップグレード)になる予定。photoshopの古いライセンスがあるなら、予備機で切り抜き、解像度変更などのちょい使い程度に使えるかもしれない。