ボリュームライセンスoffice2013は要注意!

Windows10に移行後、Windows7に復元すると認証をやり直すはめに

Windows10への無償アップグレード期間が、いよいよ7月29日で終了する。
マイクロソフトストアでWindows10の値段を調べてみると、Windows10 Homeが1万9,000円以上、Windows10 Proだと2万8,000円とかなり高額。
現行Windows7を使っていて、なんのトラブルもないユーザーは悩むところだが、この際、観念して受け入れるしかないと考える人も多いだろう。だが、windows10に移行後、トラブルや使い勝手の問題が出た場合、Windows7に復元する手もある。

復元で旧OSに戻せるが

アップグレード後、1カ月以内なら無条件でWindows7に戻せるのだ。
ほとんどのソフト、ドラーバーは問題なく復元できるが、ボリュームライセンスで導入したofficeには注意が必要だ。

office2013を購入する際、ネットショップでライセンスキーだけを購入してインストールした人もいるだろう。
ダウンロード版やパッケージ版に比べ、半額以下で入手できることもある。
Windows7ProからWindows10にアップグレードさせてもそのまま使え、特に問題も出なかった。

ライセンスを再認証するよう求められる

ただ、Windows7に復元してみると、ライセンスキーを入力し直すよう求められ、体験版をインストールした状態になってしまう。
一度、認証拒否された場合、電話認証で製品IDを伝えて、ライセンスキーを再発行してもらうしかない。

ボリュームライセンスの場合、再発行には購入契約番号などを求められる。購入先のショップが再認証に必要な事項を教えてくれればよいが、難しい場合が多く、これをスルーできる方法はいまのところない。

すでにoffice2013は製品販売を終了しているので、パッケージ版は在庫限りの状況。市場にはほとんど出回っていない。office365しか選択肢がないのが現実。
ボリュームライセンス版を使っている場合、Windows7に戻す場合はかなりの慎重さが必要だ。

フルバックアップしてからWindows10に移行を

こうしたトラブルを避けるためにも、Windows7をアップグレードさせる前にフルバックアップしておく方が賢明だろう。復元だはなく、クリーンブートさせてWindows7に戻す方法を残しておくことをおすすめする。