Windows 10のデフォルトブラウザはMicrosoft Edge

Windows 10のデフォルトブラウザはこれまでProject Spartanの開発コード名で呼ばれていたが、プロダクト名はMicrosoft Edgeになったらしい。

専門家ではないので詳細はわからないが、ウエブページに直接書き込みができるなどの機能を強調しているみたい。
プロモーションビデオでは楽しげに描写しているけど、実際に使う機会は、あまり思い当たらない。て、いうか誰がどんな時に使うんだろう?
ビルド10061のSpartanは外観だけで、新しい機能はほとんど実装していない。レンダリングも、IE11と大差ないというのが実感なんだが。

windows10TP10061になってオーディオが復活した

ビルド10049では「オーディオデバイスが見つかりません」の警告が出て、オーディオが全滅。realtecのドライバーをいろいろ入れ替えてみたが、回復できなかった。
ビルド10061になると、嘘のようにオーディオが回復した。

かわりにスタートメニューのアプリケーションがクリックしても全く起動しない。
とりあえず必要なペイント、メモ帳はタスクバーにピン止め。
(念のために所在地はエクスプローラー → PC → Windows → system32の中のmspaint.exe、notepad.exeです)

スタートメニューも使い勝手が悪い。アルファベット順の次に五十音順、さらにその次に漢字順とずらずら映画のエンドロールのように続く。
これにユーザーがインストールするアプリやデバイスドライバーが加わると、とんでもない長さになりかねない。

スタートメニューの右半分はwindows8的なタイルだが、いまだにダレトク感がある。windows8にも使うことがないタイルがずらりと並ぶが、もう少し選択してピックアップしてほしい。
というより、せっかく音声認識を積むんなら、タイルなんかよりかわいい秘書でも表示して「お帰りなさいませご主人様」とか言ってくれると、電源ボタンを押す楽しみが増えるんだが

こんなタイル必要ないんだが…
こんなタイル必要ないんだが…

Windows 10 TPのBuildが10061になってメールを使ってみた件

前回のビルド10049から3週間で10061にアップグレードした。

メールとカレンダーのアプリが追加されたほか、稼働しているウインドウをデスクトップに並べてみせるタスクビューのアイコンが変わって機能も増えた。スタートメニューの表示も随分、変わったみたい。

ファイル添付にドラッグアンドドロップは使えない
ファイル添付にドラッグアンドドロップは使えない

メールはこれまで、アイコンのみで機能していなかった。このビルドでは、自動的に設定を読み込んで稼働し始めた。名称は「OUTLOOK」となっている。試しに使ったところ、受信するが、送信できなかった。何度送信しても「下書き」に戻ってくる。ポートの問題かと思ったが、詳細設定が見当たらなかった。

新しいブラウザのスパルタンはタスクバーから消え、スタートメニューから選択するようになった。レンダリングは以前のままで、大きな変化は見当たらないのが、少し残念。

スタートメニュー右上にあった電源ボタンは「使いにくい」という声が多かったせいか、スタートメニューの中に。しかも電源ではなく「仕事率」という名称に変わっている。
個人的にはスタートメニュー右上の位置で問題なかったんだが。

全体的にWindows7をベースに、Windows8.1のGUIを付け加えた感じが強まった。マウス+キーボード、タッチパネルの両方で操作できる入力インターフェースにしようとすると、こんな感じになるというMSの結論だろう。

一通り使った感じでは、かなり製品版に近づいてきた感じ。少なくともWin8のTP版で感じた「使えねぇ~」的な絶望感はない。

Microsoftの新しいブラウザSpartanを試してみた

少し使ってみただけだが、SpartanもIE同様、うまく表示できない。Microsoftのローカルルールから解き放たれ、ChromeやFirefoxと同じようにブラウジングされるかも、という期待は今のところ夢に終わった。

Spartan
Spartanの残念な表示

ホームページが完成すると、代表的なブラウザで表示チェックが欠かせないのだが、内心、何のためのHTML規格かということになる。

ほかのブラウザではきちんと表示されるのに、IEでは崩れる。しかもバージョンごとに違ってくる。IEはMS独自のタグ解釈が多すぎて、ウエブデザインをやる側からすれば「わがままが過ぎる」。

左がchrome、右がIE11
左がchrome、右がIE11

そんなこともあって、MSのブラウザシェアは年々低下し、日本国内でこそシェア3割で1位だが、欧米ではわずか1割にすぎない。

Webブラウザのシェアランキング

(出典:株式会社ウェブレッジ 様)

国内のブラウザシェア
欧米のブラウザシェア

 

欧米のブラウザシェア
国内のブラウザシェア

 

ブラウザのスタンダードは完全にChromeとFirefoxに移っている。両方ともGoogleの資本であり、Microsoftが危機感を抱いても不思議はない。

できればcssとhtmlで作られたサイトが、どんなブラウザでも同じように表示・機能することが望ましいのでは。

SpartanのレンダリングエンジンはIEとは全く別なものになったということで、かなり期待していた。ところが、Webページにメモ書きやキャプチャーができるなどの新機能ばかり強調されている。その方がユーザーにアピールできることは認めるが、まずは表示能力の改善を求めたい。

自分が淘汰される立場になったことを、そろそろ自覚してもいいころでは?
そんな期待を込めて、MSにフィードバックした。