Spartan

Microsoftの新しいブラウザSpartanを試してみた

少し使ってみただけだが、SpartanもIE同様、うまく表示できない。Microsoftのローカルルールから解き放たれ、ChromeやFirefoxと同じようにブラウジングされるかも、という期待は今のところ夢に終わった。

Spartan
Spartanの残念な表示

ホームページが完成すると、代表的なブラウザで表示チェックが欠かせないのだが、内心、何のためのHTML規格かということになる。

ほかのブラウザではきちんと表示されるのに、IEでは崩れる。しかもバージョンごとに違ってくる。IEはMS独自のタグ解釈が多すぎて、ウエブデザインをやる側からすれば「わがままが過ぎる」。

左がchrome、右がIE11
左がchrome、右がIE11

そんなこともあって、MSのブラウザシェアは年々低下し、日本国内でこそシェア3割で1位だが、欧米ではわずか1割にすぎない。

Webブラウザのシェアランキング

(出典:株式会社ウェブレッジ 様)

国内のブラウザシェア
欧米のブラウザシェア

 

欧米のブラウザシェア
国内のブラウザシェア

 

ブラウザのスタンダードは完全にChromeとFirefoxに移っている。両方ともGoogleの資本であり、Microsoftが危機感を抱いても不思議はない。

できればcssとhtmlで作られたサイトが、どんなブラウザでも同じように表示・機能することが望ましいのでは。

SpartanのレンダリングエンジンはIEとは全く別なものになったということで、かなり期待していた。ところが、Webページにメモ書きやキャプチャーができるなどの新機能ばかり強調されている。その方がユーザーにアピールできることは認めるが、まずは表示能力の改善を求めたい。

自分が淘汰される立場になったことを、そろそろ自覚してもいいころでは?
そんな期待を込めて、MSにフィードバックした。

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